株式会社登利平【お弁当店の店舗スタッフ(調理・盛付・接客/店長候補)】

INTERVIEW
群馬県内 職種:お弁当店の店舗スタッフ(調理・盛付・接客/店長候補)
まず、社員を守る。
会社を大きくするのは、その次。
株式会社登利平

BOTTOスタッフの考察

お弁当を売るだけの仕事だと思って入ってきた人は、続きません」。

取材でいちばん強く言われた言葉です。辞めていく人の特徴を聞いたときの答えでした。

登利平の店舗では、弁当そのものを店内でつくっています。鶏を焼いて、スライスして、盛り付けて、店頭で渡して、電話で注文を受けて、翌日の数を読んで材料を発注する。ひとりが複数の役割を持ちます。大型店では調理と接客がある程度分かれているそうですが、基本は全部やる仕事です。

しかも、前日や当日に注文が動きます。「50個追加できますか」「雨で運動会が中止になって」。登利平はこれを、店舗と工場、店舗同士で連絡を取り合って吸収しています。天気予報も見ながら明日の数を読むのだそうです。

だから副社長は、工場スタッフを含めた全職種で「コミュニケーションが取れること」を挙げていました。人と話すのが得意である必要はないけれど、困ったときに声を上げられないと、本人がいちばん苦しくなる。そういう仕事だと理解しました。

逆に言えば、料理が好きで、お客様に喜んでもらうのがうれしくて、動きのある現場が苦にならない人には、これほど分かりやすく手応えのある仕事もないと思います。

会社情報

会社概要

昭和28年(1953年)、前橋市の小料理店から始まった会社です。従業員約600人、群馬・埼玉・栃木で33店舗を運営しています。🔺店舗数を要確認

看板商品の「上州御用鳥めし」が生まれたのは昭和47年(1972年)。焼いた鶏肉をスライスしてご飯にのせ、醤油ベースの甘いたれをかけた、あの弁当です。むね肉だけの竹弁当、むね肉ともも肉の松弁当。群馬で育った人なら、運動会、法事、部活の遠征、会社の会議――人が集まる日のどこかで、必ず一度は食べています。

いま、年間400万食。県外の方に「群馬のソウルフードは?」と聞かれて、登利平の名前が出ないことはほとんどありません。

たれのレシピは門外不出で、社内でも知る人はごくわずかです。おもしろいのは、このたれが「できたてがいちばんおいしい」ようには作られていないこと。弁当は、注文を受けてから会場に届くまで数時間かかります。だから、作ってから4〜5時間経ってたれと肉汁が混ざり合ったときにいちばんおいしくなるよう、設計されている。冷めた状態が本番の弁当なんです。

前橋市の本部受注配送センターは、全館が完全無菌室。1時間に7,000食を製造できます。ここでつくられた弁当がベルトコンベアで隣の配送エリアに流れ、配送車に積まれて県内各所へ運ばれていきます。同時に、各店舗でも弁当をつくっています。工場からの供給と店舗での調理、その両輪で県内の需要を支えている会社です。

社名の「登利平」には由来があります。お客様・社員・会社、この三者の利益が平等に向上していく、という意味です。取材で副社長が最初に口にしたのも、この考え方でした。

資本金5,000万円。2003年にISO9001取得。陸上競技チーム「登利平AC」を持ち、世界選手権に選手を送り出したこともあります。2023年には創立50周年記念ドラマが群馬テレビで放映されました。

どんな会社か簡単に

群馬の弁当チェーン、「上州御用鳥めし」の会社です。

創業:1953年、前橋の小料理店から。1972年に鳥めしを発売し弁当業へ
規模:従業員約600人、群馬・埼玉・栃木で33店舗、年間400万食
商品:焼いた鶏をスライスしてご飯にのせ、秘伝の甘辛だれをかけた弁当。むね肉だけの竹弁当、もも肉も入る松弁当
つくり方:前橋の本部受注配送センター(全館無菌室・1時間7,000食)と、各店舗の厨房の両方でつくる
立ち位置:運動会・法事・会議・お祝いの席の定番。群馬のソウルフード

求人内容

募集職種お弁当店の店舗スタッフ(調理・盛付・接客/店長候補)
具体的な仕事内容お弁当をつくって、お客様に渡す。この両方をやる仕事です。

登利平の弁当は、前橋の本部受注配送センターだけでつくっているわけではありません。各店舗でも製造しています。だから店舗の社員は、調理と接客の両方を担当します。

【① 仕込み・調理】
鶏肉を焼く、スライスする、ご飯を炊く、たれをかける。弁当の中身をつくる作業です。未経験の方には、包丁の握り方や食材の知識から教えます。

【② 盛付】
決められた形に、決められた量を。見た目の均一さが、そのまま商品の信頼になります。

【③ 接客・販売】
店頭でのお渡し、レジ、店内飲食のご案内。「今日は運動会ですか」といった会話が自然に生まれる仕事です。

【④ 電話注文の受付】
法人・団体からの注文が入ります。数量、受け渡し時間、配送の要否を確認します。前日・当日の変更もここで受けます。

【⑤ 発注・在庫管理】
翌日の必要数を読んで、材料を手配します。天気予報も判断材料のひとつです。

【⑥ 店舗運営(店長・店長候補)】
シフトの作成、パート・アルバイトの育成、売上と数値の管理。店長1名+社員数名+パート・アルバイト約10名程度のチームを預かります。
給与月給 200,000円 〜 250,000円
※固定残業代30時間分を含みます。超過分は別途支給します
※そのほか諸手当あり
※経験・能力を考慮のうえ決定します

【昇給・賞与】
・賞与 年2回
・退職金制度あり

【待遇・福利厚生】
・各種保険完備
・交通費支給(規定内)
・制服貸与
・社員割引制度(登利平の商品を社員価格で購入できます)
・まかない・食事補助あり
・保養施設あり
・マイカー・バイク・自転車通勤OK(駐車場あり)

【キャリアアップについて】
入社3〜4年での昇進は、この会社では現実的な話です。実際に20代後半で店長になった社員がいます。営業職の求人票には「7〜8年で店長へのキャリアアップ」と書かれていますが、店舗で結果を出す人はもっと早い、というのが取材で聞いた実感でした。
年間休日年間108日(月9日)
有給休暇は入社6ヶ月経過後に10日付与

※シフト制のため、土日固定のお休みではありません。
※お弁当屋なので、世の中が集まる日ほど忙しくなります。運動会シーズン、年末年始、お盆。ここは正直にお伝えしておきます。
勤務時間【店舗(遅番の例)】
10:30 出勤
13:00 休憩
15:00 午後の勤務
20:20 退勤

シフト制です。店舗の営業時間に合わせて早番・遅番があります。
必要な資格やスキル未経験からで大丈夫です。調理師免許も、飲食店での経験も必要ありません。

登利平の店舗では、弁当そのものを店内でつくっています。「調理経験がないと無理では」と思われるかもしれませんが、入社してから覚えられる体制になっています。包丁の握り方、食材の知識、ドリンクや料理の出し方――飲食店で働くうえで必要な技術・マナー・知識は、既存店での研修でイチから教えます。正社員にはさらに、組織的な社員教育を用意しています。

【必須】
・普通自動車運転免許
・高卒以上

【歓迎】
・飲食店、小売店での勤務経験
・調理の経験(ご家庭の料理でも十分です)

株式会社登利平に合っている人

向いてる人

登利平の店舗の仕事は、ひとことで言えばマルチタスクです。

弁当をつくる。お客様に渡す。電話で注文を受ける。仕込みをする。レジを打つ。大型店では接客と調理がある程度分かれていますが、基本的には一人が複数の役割を持ちます。副社長が取材でいちばん時間をかけて説明したのも、この点でした。「一つの仕事だけやっていればいい、という職場ではないんです」。

だから向いているのは、まず料理が好きな人。自分の手で何かをつくることに面白さを感じられる人です。登利平の弁当は工場だけでつくっているわけではなく、店舗でも製造しています。「食べ物をつくる仕事」に興味がない方には、正直しんどいと思います。

そしてもうひとつが、お客様に喜んでもらうことを、自分の喜びとして受け取れること。登利平の弁当が並ぶのは、運動会、法事、会議、お祝いの席。お客様にとっては特別な日です。前日や当日に「やっぱり50個増やせますか」という電話が入ることもあります。登利平はこれを、店舗と工場が横で連絡を取り合って、なんとかする会社です。天気予報を見ながら明日の注文量を読む、というようなこともしています。そういう動きを面倒だと思うか、「間に合ってよかった」と思えるか。ここが分かれ目です。

コミュニケーションが取れることも、思っている以上に大事です。これは接客の話だけではありません。工場のスタッフも含めて、全職種で必要だと副社長は言っていました。当日の増減に対応するにも、店舗と工場、店舗と店舗の間で話が通っていないと動けないからです。人と話すのが得意である必要はありませんが、「困ったときに声を上げられる」ことは必要です。

最後に、これは会社の空気の話ですが、登利平は「人に優しい会社」であろうとしています。お客様に対しても、社員に対しても。副社長は会社の一番の良いところとしてこれを挙げ、同時に「全部の店舗にちゃんと浸透しているかは、正直わかりません」とも言っていました。理想と現場の距離を、隠さずに話す人でした。

向いていない人

いちばん多い辞め方は、「思っていた仕事と違った」というものです。副社長がはっきり言っていました。「お弁当を売るだけの仕事だと思って入ってきた人は、続きません」。

登利平の店舗は、弁当を渡すだけの場所ではありません。仕込みがあり、調理があり、盛付があり、電話注文の受付があり、レジがあり、片付けがあります。しかもその配分は日によって変わります。決まった作業だけを黙々とやりたい方には、たぶん向きません。

次に、コミュニケーションが苦手な方。これは店舗に限らず、工場勤務でも同じです。登利平は当日の注文変更に、店舗と工場が横でつながって対応する会社です。連絡が取れない人がひとりいると、そこで流れが止まります。無口でもかまいませんが、必要なことを必要なタイミングで言えないと、本人がいちばんつらくなります。

そして、勤務条件のこと。シフト制なので土日固定の休みではありません。年間休日は108日、月9日です。運動会シーズン、年末年始、お盆――世の中が集まる日ほど、この仕事は忙しくなります。カレンダー通りに休みたい方には合いません。

飲食の現場なので、立ち仕事です。手も汚れます。エアコンの効いた席に座って過ごす仕事ではありません。

株式会社登利平から

会社からのメッセージ

経営で私がいちばん大事にしているのは、社員を守ることです。

会社を大きくすることが目的ではありません。規模は、大きければいいというものでもない。ただ、社員とそのご家族の生活を守ろうと思えば、会社は伸びていかなければならない。守るために、伸びる。その順番でやっています。

登利平という社名には、お客様・社員・会社の三者の利益が平等に向上していく、という意味を込めています。昭和28年に前橋の小料理店から始まって70年以上、この考え方は変えていません。

私たちは、群馬のお客様に育てていただいた会社です。運動会、法事、会議、お祝いの席。人が集まる日に選んでいただいてきました。だから、とにかくお客様を大事にする。前日や当日に「あと50個増やせますか」と言われたら、店舗と工場で連絡を取り合って、なんとかする。それが登利平です。

会社の一番いいところは何かと聞かれたら、「人に優しい会社」だと答えます。お客様に対しても、社員に対してもです。ただ正直に言うと、それが33店舗すべてに完全に浸透しているかは、私にも分かりません。そこはまだ、これからやっていくところだと思っています。

仕事は、決して単純ではありません。つくって、売って、届ける。全部やります。だからこそ、やる気のある方には早くから任せます。20代後半で店長になった社員もいます。入社3〜4年で立場が変わることも、うちでは珍しくありません。

料理が好きで、お客様に喜んでもらうことがうれしい方。ぜひ一度、お店を見にきてください。

ウチの押しポイント

群馬のソウルフード「上州御用鳥めし」。年間400万食をつくっています
昭和28年創業、従業員約600人。群馬・埼玉・栃木で33店舗
やる気次第でキャリアアップ。20代後半で店長になった社員がいます
入社3〜4年での昇進も現実的な範囲です
未経験からで大丈夫。包丁の握り方から研修で教えます
社員割引で、登利平の商品を社員価格で購入できます
まかない・食事補助あり
賞与年2回・退職金制度あり
マイカー通勤OK・駐車場あり
経営の最優先は「社員を守ること」。会社の規模より先に、そこがあります

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執筆者

BOTTO スタッフBOTTO 高崎 キャリア担当

群馬・高崎の自己分析ブースBOTTOで、キャリア面談と企業取材を担当。1社1社に足を運び、経営者の想いから現場の空気感まで、求人票では届かない1次情報を集めている。

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